番外編:秋田美人「野生の勘で、恋せよ乙女」投稿文

こんにちわ。秋田美人です。

本日は時間がなかったので、以下の橘つぐみの日記(野生の勘で、恋せよ乙女)に投稿した記事を添付させていただきます。

次回以降、また恋愛ネタなどを書かせていただきます。本日は、ご了承下さいませ。

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以下で出てくる「にわか」とは、秋田美人の子供のハンドルです(つぐみが名づけた)。

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出産の実況中継

こんばんわ。秋田美人です。

あんまり人の出産というのもご興味はわきにくいかもしれませんが、コメントを下さったみなさまへの報告も兼ねまして、実況中継ををさせていただきたいと思います(ちょっと長すぎるかもしれません・・・)。

秋田美人から見た橘つぐみの出産ですので、本人から見たら「違う!」と言われるかもしれません(笑)。たぶん、本人も書きたいことがいっぱいあると思います。

それは、体も治ったそのとき、いっぱい書くように言っておきますので(笑)。

・・・・・・・・・・

■2月21日午前8時

秋田美人が仕事を始めるころにつぐみが「おしるし(出産の前の出血)が出た」という。

昼間はとくに痛くもなかった様子。

■2月21日午後7時ごろ

軽い腹痛が起こる(あとで考えると、これが弱い陣痛だったようです)。

■同日午後9時ごろ

つぐみは、規則正しく陣痛が起こると言ってきた。秋田美人はかねてから用意していたストップウォッチを取り出す(英語の速読のタイムを計るために買ったもので、わざわざ陣痛のために買ったものではありません・笑)。

タイムを計ると、3分に1回40秒の陣痛がきていることがわかる(不思議ですね)。

助産院では「初産はどうせすぐには生まれないので、5分に1回の陣痛になったら来て下さい」と言われていたが、3分に1回なので少し焦る。

■同日午後10時ごろ

痛みがひどくなってきたので、助産院に連絡。入院決定。

■同日午後11時ごろ~

入院。長い戦いが始まる。助産師の先生の話では、

「22日朝7時30分が満潮なので、まずはこの時間が出産予定時間と考えましょう」とのこと。

まずは、温浴。つぐみの腕と足を部分浴で温め、汗をかかせる。汗をかかないと、産まれないとのこと。

つぐみ、だんだん痛くなってくる。

それから、秋田美人と助産師の先生で、陣痛の痛みを流す呼吸や腰まわりをさする作業が続く。

子宮口が2センチくらい開いていると言われる。

■22日午前2時ごろ

鍼、お灸などを使い、階段の昇り降りなどを行う。

つぐみも秋田美人も眠さと疲れと痛みで朦朧としている状態。

つぐみは眠れず、秋田美人は30分くらい眠る。

助産師さん「まさかのときのために、旦那さんは体力を温存しておいてください」

とのこと。

■22日午前7時ごろ

助産師の先生に「子宮口が5センチしか開いていないので、ぜんぜん生まれない。これから干潮に入るので、生まれることはないので、陣痛を逃がし、何とか体力を温存して下さい」と言われる。

つぐみが痛くなると、助産師と秋田美人がひたすらさすって息を吐かせて、痛みを逃がす。

つぐみのお母さん登場。

先生のいうとおりに、つぐみに無理やり階段を上り下りさせる。

秋田美人「お義母さん、もうちょっとゆっくり上がらないと・・・、痛そうですよ」

つぐみ母「出産はもともと痛いんです。気合いです。だいじょうぶです!」

秋田美人「・・・」

・・・という感じ。

■同日午後1時ごろ

午後2時が干潮がピーク。次は午後8時に満潮になる。この時間に生まれないと・・・。

(言い忘れましたが、30分~1時間に1回程度、にわかの心音を測るのですが、ぜんぜん元気でした)

助産師さん「お子さんも、もう出たがっていますよ。お母さんがもっとしっかりしないと・・・」

つぐみ「・・・」

・・・という感じ。

今までの話で何を言っているかといいますと、まずは子宮口を10センチほど開けて、にわかの頭が出てくる大きさを確保しないと体全部が生まれないわけです。

それを自然に行うためには、にわかの頭をつぐみの骨盤の部分にくるようにしなければなりません。

・・・で、にわかはゆっくりと回転しながら骨盤に頭をはめようとしています。

そのとき、つぐみが腰を振ったり、体を上下運動させると、にわかの回転の方向が骨盤に行きやすくなるんですね。

同時に、にわかの頭が骨盤の下の部分に来ますと、圧力とかで子宮口が切れますから、さらに生まれやすくなるというわけです。

■同日午後2時ごろ

もう、18時間程度が経過したので、そろそろ最後の戦いになる。

まず、秋田美人とつぐみ母が部屋から出される。

「リフレッシュしてきてください」と言われる。

秋田美人は心配だったので、産院の外で2分ほどで缶ジュースを飲んで、部屋に戻ると、

助産師さんに、

「早すぎます。1時間はプラプラしてきてください!」

と強く言われる。

まあ、リフレッシュとは言いますが、内実は・・・

「この旦那さんは、ちょっと妊婦に優しすぎる。妊婦がちょっと痛がっていると、『だいじょうぶ?』なんてやっている。そんなんではとても生まれないから、いったん席を外させて、私たちがスパルタ方式でやる」

ということだったらしい。

■同日午後4時ごろ

助産師の先生の電話で部屋に戻ると、つぐみがガンガン煙を出している。

・・・お灸していた。

どうやら、秋田美人が席を外してから、階段の昇り降りとお風呂、鍼、お灸をやったようである。

やっぱり苛められたんだなあ。かわいそうに・・・とか思う(でも、助産師の先生は真剣ですから、この秋田美人の感情はもちろん間違ってます)。

助産師の先生に、

「子宮口が9.5センチ開いています!」

・・・と言われる。

最後の難関は、つぐみのふんばりがきかないことらしい。

20時間飲まず食わず(正確には食べたのだが、すぐに吐いてしまっていた)であったため、陣痛のいきみがきかないようであった。

おにぎり、ゼリー、ジュースなどぜんぶ試したが、ダメなようす(コンビニでつぐみが食べれそうなものを買ってきてくれたりしていた)。

食べると陣痛が促進される。

助産師の先生「食べることが自然の陣痛促進剤よ! とにかく食べるのよ」

つぐみ「う・・・でも、食べれないんです~」

・・・という感じ。

秋田美人が助産師の先生に陰で呼ばれ、

助産師の先生「このまま午後8時の満潮を過ぎれば、もう朝の4時まで生まれません。赤ちゃんは元気ですのでここまでがんばりましたが、8時を過ぎたら病院に行って陣痛促進剤を使っての出産になりますよ」

秋田美人「わかりました。先生の指示に従います」

■同日午後5時ごろ

つぐみはいきむ際に便意を覚えたらしいので、浣腸をすることに。

すべて出した後、すっきりしたせいか、ウィダ・イン・ゼリーと産院特製柚子ゼリーを一気に食べる。急に元気になったようであった。

秋田美人はつぐみ母と2階の待合広場で、遅い食事を取っていた。食べ終わるころ・・・

助産師さん「旦那さん、いよいよ出産間近です! 降りてきて下さい!」

・・・とのこと。秋田美人も緊張が走る。でもワクワクもしていた。

■同日午後6時ごろ

つぐみの子宮口が10センチ以上開いており、にわかの頭が見え始める。

助産師さん「旦那さんは、奥さんの頭を膝の上において(正座して、ちょうど股間の上につぐみの頭が来るようにして、つぐみの首が正座した足と足の谷間にくるような体勢)、いきむのをサポートしてあげてください!」

秋田美人「わかりました!」

(注:つぐみがいるのは助産院なので、産室は畳で、普通の布団の上に横になっています)

助産師さんいつのまにか5名に増えている。鍼、お灸、温浴のエキスパートたち(全員助産師の資格+αを持っている方々)が最後の戦いのために、全員集合してくれたのだ!

助産師さん「はい、陣痛に合わせて、力を入れますよ。きましたか~」

つぐみ「い、痛い・・・。きました!」

助産師さん「はい! いまです! 力を入れて!」

秋田美人「よし、ぐっと力を入れるんだよ~」

つぐみ「うう~!!」

・・・ズルズル。

助産師さん「いい! いいですよ。いまのいきみで頭が半分も出てしまいました! 優秀です!」

つぐみ「はい・・・。でも、痛い」

助産師さん「はい、次の陣痛が来たら、また力を入れます!」

秋田美人「きそうかい?」

つぐみ「う・・・うん、いた・・痛い。くる、痛い、痛いよ~」

助産師さん「だいじょうぶ、もう赤ちゃんも出たいんですよ! はい、力を入れて!」

つぐみ「うう・・・痛い・・・」

・・・ズルズル。

助産師さん「上手、上手です! いま少し出てきました。うーん。手も一緒に出ちゃってるな。だからでにくかったんだね」

つぐみ「痛い・・・、痛い」

助産師さん「さあ、両手で、この赤ちゃんを触って。ほら、頭が出ているでしょ?」

つぐみ「(にわかの頭を両手で触って・・・)出てる~、赤ちゃんが出てる・・・」

秋田美人「ようし、最後だから、がんばろうな。僕が二の腕を強く握って気合い入れるからね」

つぐみ「うん、、わかった・・・」

助産師さん「はい、次が来ますね。いきますよ~、力入れて!」

つぐみ「うう・・・、痛い、痛い・・・」

秋田美人「がんばれ! もうにわちゃん出てくるよ! もう少しでラクになるよ!(二の腕をきつくつかんで力を入れる)」

つぐみ「(最後、ものすごい力で・・・)うう!! うう~!!」

・・・ズルズル

助産師さん「出た!出ましたよ! 3回で全部でちゃった!」

(この瞬間、秋田美人はすごいものを見ました)

(赤ちゃんの形をしていた肉の塊が出てきて、一瞬、死んでいるかのように見えました)

(その肉の塊が1秒間ぐらい肉の人形に見えた一瞬の沈黙のあと、「オギャーオギャー」と泣き出したのです!)

(僕が生まれて初めて見る、人間の魂が肉体に宿った瞬間でした・・・)

(今まで観たどんな映画や小説にもない感動が湧き起こり、気がついたら、涙が流れていました)

(つぐみの顔は強く、何かを成し遂げた母の顔をしていました)

(思えば、24時間という出産時間の中で、彼女は「痛い」以外のことはほとんど言いませんでした)

(助産師さんが息の入ったにわかをつぐみのお腹の上に乗せたとき、にわかはか細い腕を震わせながら、新しい世界を不思議な目で見ていました。すごく澄んだ瞳をしていました)

(僕が涙を拭き終わるころ、つぐみのお母さんやつぐみの従兄のお嫁さんが部屋に入ってきて、すごい喜びの声を上げていました。僕にはほとんど聞こえませんでした。音のない映画を観ているようでした)

(僕は、そのとき世の中にこんな美しい世界があったのかと、本当に神に感謝しました)

(そして、一生、この小さな家族と幸せに過ごせるよう、がんばりたいと誓いました)

・・・・・・・・・・

それからは、僕も興奮が冷め、にわかのへその緒を切らせていただいたり、つぐみをねぎらったり、フラッシュの焚かれる中で写真を撮ってもらったり、田舎の両親に電話をかけたりと忙しかったです。

余談ですが、正座していた足はしびれて腫れ上がっていました。ぜんぜん気がつかなかったのです。

戦いは終わり、つぐみの胎盤も無事に全部取り出し、その日は3人一緒の部屋で眠りました。

28時間ぶりにぐっすり眠って・・・と言いたいところですが、にわかに起こされたりして、それもままなりませんでしたが、本当に幸せでした。

出産に立ち会えて、本当に幸せだと思いました。体はつぐみのものを借りましたが、にわかは僕も自分で産んだと思っています。

・・・・・・・・・・

・・・と、以上、中継させていただきました。

いろいろ解説するのは避けて、本日は(多少時間等での間違いはあるかもしれませんが)実況報告だけで終わらせていただきます。

長かったですが、お読みいただいてありがとうございました!
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by akitabijin1 | 2007-02-26 15:50 | 恋愛


つぐみ恋愛相談所の恋愛コンサルタントが日々の中で気づいたことを綴った日記です。


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